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新着情報―海城中学校・海城高等学校―

2014/3/11

ベンジャミン・トバクマン先生登場!

3月8日(土)、在校生とその保護者を対象に海外留学・進学講演会が開催され、およそ250名の参加がありました。
出席した保護者の半数以上がお父さんで、父親の教育への関心の高さがうかがえました。

会の冒頭、グローバル教育部の春田裕之部長より、留学に関する内規と海外大学進学へのサポート体制について説明がありました。




次に、留学カウンセラーの西澤めぐみ氏より「世界へ飛び出そう!目指せ!グローバル人材」をテーマに、英語圏各国への留学や海外進学の概要や特色について講演がありました。

最後に今月より英語科専任教員(グローバル教育部所属)として着任されたベンジャミン・トバクマン先生が登壇しました。
ベンジャミン先生はハーバード大学(言語学・東アジア学専攻)を卒業後、文部科学省の奨学生として来日。東京大学大学院教育学研究科に在籍し、日本の英語教育について研究。
その後、海外大学で教鞭を取られました。

開会時にはピアノの腕前を披露。




ピアノだけでなく、母国語である英語以外にもフランス語・スペイン語・トルコ語・ヘブライ語・中国語に堪能とのこと。
もちろん日本語も堪能で、日本語での著書「カルチャーショック ハーバード vs 東大 -アメリカ奨学生のみた大学教育-」(大学教育出版、2008)は、出版当時、東京大学で一時ベストセラーとなりました。

先生からは、アメリカの大学の種類とその特色やハーバード大学の魅力についてお話がありました。
最後に「海城生には日本人の道徳観を発揮して、世界のどこにいても、自分のおかれている環境に貢献できる人になってほしい」とのメッセージが。




海城のめざす“共生教育”がまた一歩前進する予感を感じました。

海城中学校・海城高等学校ウェブサイト にて最新ニュースがご覧いただけます。

2014/03/06

トトロの森、自然環境の保全活動実施レポート(最終回)

11月23日(祝・土)、「トトロのふるさと基金」の「収穫祭2013」が基金の活動拠点施設(クロスケの家)で開催されました。


土蔵内には全ボランティアグループの紹介ポス ターを掲示


「北野の谷戸の芽会」のポスター


会場風景



「里山を後世に残す活動を継続いただき、ありがとうございます。今年の収穫祭は、天気にも恵まれ、加盟する13のボランティアグループから過去最高の規模となる163名のご参加をいただきました。皆さんが持ち寄った収穫物・自然の恵みを味わい、交流を深め合いましょう」との同基金の荻野 豊事務局長からのごあいさつで、収穫祭がスタートしました。





「お食事&交流タイム」では、各グループが収穫した食材で調理した自慢の料理をいただきながら、各グループからの活動報告(野菜自慢)を伺います。「北野の谷戸の芽会」からは、代表である海城学園の関口教諭があいさつに立ち、「ごみの最終処分場から守った、北野の谷戸で発足した当会は、4年目となり、メンバーも36名になりました。今年は水不足から田植え面積が少なく、収穫高は過去最少の26㎏でしたが、参加者の熱心な活動のおかげで、甘くておいしい米と野菜を収穫することができました。今日はキヌヒカリと野菜を持ってまいりました。どうぞお召し上がりください」と成果を披露しました。







それぞれのグループにて、お腹を満たすとともに楽しく交流したところで、登録有形文化財の記念プレートの「除幕式」とトトロの森の保全活動に貢献した方たちへの「感謝状贈呈式」が催されました。旧和田家住宅(クロスケの家)の主屋、製茶工場、土蔵の3棟が登録有形文化財に登録されたもので、台座は、巻田英司氏が100年物のヒノキ材から制作しました。なお、巻田氏には「北野の谷戸の芽会」が農業指導もいただいております。



プレートが台座とともに姿を現すと大きな歓声と拍手が沸き起こった



右脇の金色プレートには各建物の概要が巻田英司氏のご子息・英雄氏の手により刻まれている


台座制作とプレート取付をされた巻田英司氏




続いて行われた「もちつき大会」。今年の幹事は「北野の谷戸の芽会」で、関口教諭をはじめ、参加した海城生全員が、力一杯杵をふるい、収穫祭の参加者全員に行きわたる餅をつきあげました。












楽しい時間は、あっという間に過ぎ行くもの。主催者からの閉会宣言で、かまどの火を落とすなどの撤収作業を行い、午後3時頃に散会いたしました。

皆さん、今年も1年間の活動、ご苦労様でございました。

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2013/12/18

トトロの森、自然環境の保全活動 実施レポート⑦

11月10日(日)、西武球場前駅に海城生5名とボランティア5名が集合。
「トトロのふるさと基金(以下、基金という)」が狭山丘陵内に所有する各トラスト地を散策しながら、今年、北野の谷戸で収穫された新米の試食会が行われるクロスケの家まで向かった。
道中、基金の堀井さんが先導しながら、目にする植物や鳴き声が聞こえる鳥について、解説をしてくれる。この日は、絶滅危惧種のカンアオイなどが観察でき、「ホーホケキョ」ではない、この時期のウグイスの鳴き声も聞くことができた。
また、15号地→3号地→1号地→11号地→7号地→9号地→北野の谷戸の順で巡ったが、それぞれの入り口に設置されている看板の前では、その土地の取得経緯、現在の植生状況などの説明を聞く。1990年に発足し、1991年に1号地を取得したこと、21号地まであるトラスト地各々で管理方針を定めて保全していることなど、基金の歴史の一端について知る機会ともなった。


堀井さんにお話をうかがいながら、クロスケの家を目指す







実地での関口教室が随所で













カンアオイの観察






北野の谷戸に着くと、毎月作業をしてきただけに、自宅に戻ったようにホッとする。
北野の谷戸からは、住宅地や畑を通りながらクロスケの家へ向かう。途中、狭山湖畔で少し休憩を挟み、到着したのは出発から2時間半ほどが経った11時半過ぎであった。


収穫後の北野の谷戸



すでに、基金とボランティアの方々により、米を炊く準備ができており、薪のかまどで炊けた、コシヒカリを皆で頂く。
「香りが良い!」、「新米はやっぱり違う!」などの声が聞かれ、半年以上をかけた作業で、ようやく実になったお米を存分に味わう。
茶碗一杯では物足りず、用意されていたおかずと共に、おかわりする生徒の姿が何人も見られた。








竹ぼっくりに興ずる












その後は、昼食の間に準備していたもち米で、もちつきを実施。木製の杵と臼を使い、2人がかりで米を潰し、交互にもちをついていく。経験豊富な関口教諭やボランティアの方がつくと「パシッ!」という小気味良い音が聞こえるが、慣れない生徒がつくと杵の重さに負けてか「ポコンッ」と頼りない音がし、コントロールを誤り臼にぶつけて杵が削れてしまうことも。
それでも、なんとか今年収穫した2臼分(3.5キロ)のもちができ、きな粉とあんこをつけて、その味を満喫することができた。


かまどでもち米を蒸す


















また、基金の事務局のある施設(母屋・茶工場・蔵の3棟)は本年6月に「登録有形文化財(文化庁)」に認定されているが、そのプレートを設置するヒノキ製の台が出来上がり、当日搬入された。
11月23日に催される、基金全体の収穫祭でのプレート除幕式が楽しみである。







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2013/12/18

トトロの森、自然環境の保全活動 実施レポート⑥

11月3日(日)、季節はずれの台風の影響で乾きが悪く、当初の予定より1週間遅れで、先日刈られた稲の脱穀作業が行われた。
会場はこれまでの北野の谷戸ではなく、「トトロのふるさと基金」の事務局があるクロスケの家で、海城生8名を含む約20名が参加した。


クロスケの家母屋




玄関




居間から土産物コーナーを臨む






まずは、2台の足踏み脱穀機の使い方を関口教諭がレクチャー。
1台は、地元農家から借りた明治製のもので、もう1台は関口教諭が学生時代に懇意だった農家から譲り受けたものだという。
機械は、足で木製のペダルを踏むと、太い針金のような突起が付いた円形の胴体が回転し、そこに稲の束を触れさせることで、削り取るようにもみを取っていく仕組みである。片足でペダルを踏み続けながら、作業をしていかなければならず、関口教諭も「これまでの稲作仕事で、一番きついかもしれません」と話し、作業に慣れないうちは、胴体の回転する勢いに負け、稲の束をばらばらにしてしまい、あわてて作業をストップし、稲を集め直す生徒の姿も見られた。


脱穀機1




脱穀機2




脱穀機の使い方をレクチャー




脱穀作業









また、それと同時に脱穀機で取りきれなかったもみを一粒一粒手で、稲から外していく作業もスタート。
こちらも根気のいる作業で、海城生たちは談笑したり、退屈しのぎにとしりとりをしながら作業をしていた。







そして最後に、唐箕(とうみ)という農具で、細かいワラくずと実の入っていないもみ殻、もみを分類する。
唐箕にこれまでの作業で選別したもみを入れると、ハンドル部分を手で回して内部に風を起こし、それぞれが重さによって3種類に分類されて別々の出口から出てくる。
これで集まったもみが、今年の稲作で得られた収穫となる。


唐箕




唐箕での作業







棒を操り、唐箕の風車を回す。 回すのにはコツが必要!









この日は、3つの工程を、コシヒカリ、キヌヒカリ、もち米の順に実施。
すべてを人の手で行う脱穀作業を経験し、筆者自身も“先人の知恵”に驚かされるとともに、生徒たちも興味津々で、脱穀機や唐箕の仕組みに触れていた。


労働の後の食事はうまい!






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2013/12/13

トトロの森、自然環境の保全活動 番外編

12月13日(金)~14日(土)、トトロの森、自然環境の保全活動の成果を新宿駅西口広場イベントコーナーで開催されている『新宿区くらしを守る消費生活展』にてポスター展示をしています。
タイトルは「北野の谷戸の保全活動~循環型農法で生物豊かな里山の復元~」。
生物部員たちが常駐し、質問などに答える予定です。 ぜひ、ご来場ください。

【第36回 新宿区くらしを守る消費生活展】
開催日時 : 12月13日(金)11:00~18:00 / 14日(土)10:00~16:00
会場 : 新宿駅西口広場イベントコーナー


生物部員たち




北野の谷戸で採集したコナラドングリ




こちらも採集したカブトムシの幼虫



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2013/11/12

トトロの森、自然環境の保全活動 実施レポート⑤

10月13日(日)、秋のビッグイベントである稲刈りとあって、約45名のボランティアの方々が集まった。
このうち、海城学園からは職員の家族も含め20名が参加した。
全員集合したところで、区長の小暮征夫氏が「今年の夏はことのほか気温が高かったが、昨年とほぼ同一日に田植えと稲刈りを行うことができた。稲の黄金色の輝きが嫌いな人はいないでしょう。これは、ボランティアの方の尽力の賜物です」とあいさつ。
関口教諭も「田植えの頃は渇水で心配したが、皆様に力をお貸しいただいたお陰で、立派に稲が育ちました」と感謝の言葉を述べた。

その後準備運動に続いて、稲刈りに向け、鎌の使い方、穂の根元を握る時は親指を上に向けることなどのレクチャーを農家の小暮重行氏から受けると、いよいよ本番がスタート。
田には、コシヒカリとキヌヒカリの2種類の稲が植えられており、まずは奥のキヌヒカリの方から刈っていく。
稲を刈る担当と、刈られた稲をまとめて縛って干す、稲架(はざ・はさ)掛けの担当に分かれて作業が行われた。コシヒカリでは担当を交替した。
実際に始まってみると、参加者が多かったこともあり、稲刈りはものの数十分で完了。
これまでの半年間の苦労を思い出してか、「なにか、あっという間に終わってしまった…」という声も、ちらほらと聞こえてくるほどだった。

稲刈りを終えると、皆で畑へ移動。
サツマイモを収穫するとともに、ホウレン草とコマツ菜の種まきを行い、この日の活動を終えた。

一方で、海城中学校生物部副部長で3年生の長井君は、前回に続きこの日も、泥にまみれて、アメリカザリガニの採取と調査に打ち込んでいた。

畑での作業中にジャガイモ畑から奇妙な物体が掘り出された。
ジャガイモの変種か菌類か?
結局スッポンタケの幼菌だろう、との結論になったが、食べられるか試してみようか、地球上の物ではないのではないかなどの冗談を交え、自然からの思いがけない贈り物に、盛り上がり、リラックスさせられた珍事であった。


区長の小暮征夫氏よりあいさつ




北野の谷戸の芽会代表でもある 関口教諭よりあいさつ




農家の小暮重行氏より稲刈り作業のレクチャー




いざ、稲刈り!




みるみるうちに稲が刈られていく




稲架(はざ・はさ)掛けの作業




稲架(はざ・はさ)掛け




サツマイモの収穫




ホウレン草とコマツ菜の種まき




長井君は今回もアメリカザリガニと格闘




畑で奇妙な物体を掘り出す




みなさま、お疲れ様でした



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2013/10/02

トトロの森、自然環境の保全活動 実施レポート④

9月8日(日)、小雨が降ったり止んだりを繰り返す中、この日も海城生11名はボランティアの方たちと共に、まずは畑の開墾や草取りを実施。新たに広げた畑には、春菊、大根とカブの種を植えた。
また、そうして汗を流す生徒から一人離れて、中学3年生の長井君は、田の脇を流れる小川や田に入り、泥まみれになりながら、網をすくっている。目当ての生き物はアメリカザリガニ。広く知られている生き物であるが、実は生態について分かっていないことも多く、その調査を行っているという。
数時間かけても結局、小さなアメリカザリガニが20数匹しか見つからなかったが、長井君は記録をしつつ、真剣な表情で泥と格闘していた。
関口教諭に伺うと「アメリカザリガニの数と大きさについては、夏に雨が少なかったからではないか」とのことであった。
休憩時間になると数人で早速アメリカザリガニの解剖を始める。
同教諭から「学校に持ち帰って、ゆっくりやれば良いのに」と諭されるほど、解剖・観察が好きでかつ、慣れている一面を見せていた。

その後は、皆で11号地へ移動。前回の植生調査に引き続き、今回はコナラなどの広葉樹の成長を阻害する植物の草取りを行い、活動は終了した。

着替えを終えたところで、先日行われた「日本生物学オリンピック 2013」で3‚149名の参加者の中から、銅賞に選ばれた河野君(高1・7月のトトロの森活動でスズメバチ(レポート③))に話を聞く。
大会では知識だけでなく、経験を踏まえた、実験の考察力、分析力も求められた(本選の課題は、実験1シャコの解剖と形態観察、同2ヒツジの血球観察、同3ゼブラフィッシュ尾ビレ血管内の血球観察)とのことで、結果について「すごくうれしい」と満足気な表情を浮かべた。
昨年の初出場の際は、予選落ち。しかし、2回目の挑戦で見事な結果を残した。
また、このトトロの森のボランティア活動についても、「自然に直接触れられる機会はあまりないので、貴重な経験をしていると思います」と言う。
現場でしか学べないものを、生徒たちはしっかりと感じ取っているようだった。





関口教諭より段取り説明




畑の草刈り




畑で種まき




クワガタの幼虫ゲット




長井君、アメリカザリガニの大きさを測定




11号地での作業




後輩にアメリカザリガニの レクチャーをする河野君



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2013/08/21

トトロの森、自然環境の保全活動 実施レポート③

7月28日(日)、海城から生徒7名と一般ボランティア約10名が参加。
心配されていた水不足も解消され、谷戸の小川にも流れが戻っていた。

準備体操、作業段取り説明の後、この日はスズメバチとまむしに関する注意がなされた。
スズメバチを見つけたら、まず目をつぶり、静かにしゃがむこと。
まむし対策はガサガサと音を立てて歩くことの指示があった。

まずの作業は、全員で水田の草取りと畔と畑の草刈り。

その後、二手に分かれ、トラスト地である16号地と11号地へ移動。

16号地は「明るい森を作ること」をテーマに木の間引きを行っており、生徒たちは剪定鋏やのこぎりを使って、広葉樹の種子の発芽や実生の成長を阻害するアズマネザサを中心に、下草を地面の高さまで刈った。

11号地では、トトロのふるさと基金が実施している萌芽更新の様子が見られる。
海城生はここで、トトロのふるさと基金の方と植生調査を行った。
目的は、伐採した土地にどんな植物が新たに芽生えているのか、統計を取ることだという。

だが、そこでアクシデントが。
作業終了直前に河野君(高1)の服の脇の下部分にスズメバチが止まったのだ。
あごで服を噛み、吸水している様子。
どうやら、樹液が出ている樹と間違えたようだ。
しかし、河野君はパニックになることなく、落ち着いて動かないでいる。
暫くすると、吸水を終えたのか、スズメバチは服を上方へと移動し始めた。

首と巻いたタオルの間に入っては厄介だ。
肩まで登った時点で、トトロのふるさと基金の堀井さんがタオルではたき落とすと同時に河野君はダッシュすることに。
関口先生の「今だ!!」の掛け声とともに作戦決行。
見事に成功。
スズメバチは枯れ葉の中でノタウチ、他の生徒たちも素早く逃げたので、反撃に会うこともなく、事故を未然に防ぐことができた。

山で活動するリスクを改めて知ると同時に、対応するための知識とノウハウの習得ならびに、それを冷静に実行できることの重要性を感じさせられる出来事だった。


水田の草取り




水田内の草取りでは、取った草を泥に埋めるとともに足跡を平らにならした。
水位が下がった時に水が流れ込むから、稲より低い位置に穴を作らないためである




何か発見!




腰にきます…




16号地下草刈り




長年放置された林は、常緑樹が優占する暗い森と変化し、明るい環境を好む生物も姿を消す。
広葉樹を主体とした明るい林を維持するための手法の一つが萌芽更新で、コナラなど広葉樹の切り株から萌芽した芽を利用して森林を再生しようとするもの(11号地にて)




植生調査の方法は、10m四方で特定された3箇所の調査エリアそれぞれで、特徴が現れているであろう5箇所に1m四方の木枠を置き、木枠内の植生を調査する。
調査項目は、①コナラの株数②全ての種の被度(それぞれの種をまとめた時に占める木枠内の面積割合)
③各種の高さの平均値である




脇の下にスズメバチが!



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2013/07/22

海城が取り組むドラマエデュケーションとは

海城中学校で10年以上前から取り組んでいる学習プログラム「ドラマエデュケーション(DE)」。
平成22年度から文部科学省の「児童生徒のコミュニケーション能力の育成に資する芸術表現体験事業」に採択されている。
その取り組み内容および導入のきっかけや効果について、海城中学校・高等学校体験学習推進委員会の次重文博教諭、中村陽一教諭にお話を聞いた。

■ドラマエデュケーションとは?

DEとは、演劇の手法を取り入れた体験学習です。
本校では中学2年生、3年生を対象に、「コミュニケーション授業」として国語と道徳の授業を使い100分×3コマで行っています。中学3年生では修学旅行をテーマに授業を行い、最後に保護者も招いて発表会を実施します。

平成22年度から外部より講師の方をお招きしています。講師の選出にあたっては、実際に教員がいろいろな方の舞台を見に行ったり、ワークショップに参加したりしています。そして、本校の方向性と合致する方にお願いし、授業内容は学校の実情に合わせてカスタマイズしていただいています。
昨年度は下記の方々に講師をお願いしました。

【中学2年生】
すずきこーたさん ワークショップデザイナー・演劇デザインギルド

【中学3年生】
吉田小夏さん  「青☆組」主宰
多田淳之介さん  「東京デスロック」主宰・富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ芸術監督
柴幸男さん  「ままごと」主宰

■ただの進学校でいいのか? 「新しい紳士」の育成をめざす----導入のきっかけ

以前、「生徒や教員にとってよりよい学校とは?」と学校の未来、将来のあり方について検討を始めた際、まず今の自分たちを見直そうということで、生徒たちにアンケートを行ったんです。そこで、進学実績に関しては満足しているものの、校風や文化といったその学校ならではの点において満足度が低いという結果が出ました。つまり、大学に合格できれば海城でなくてもどこでも同じだと。この結果には非常に衝撃を受けました。生徒たちに建学の精神や教育理念がまったく伝わっていなかった。従来の一方的な発信ではだめだと悟りました。

そこで、建学の精神や教育理念を体現する「新しい紳士」が備えるべき「コミュニケーション能力」や「コラボレーションの力」を確実に養成する教育プログラムの調査を始めました。
その結果、探り当てた体験学習プログラムの一つがDEだったわけです。

■ドラマエデュケーションがもたらしたものとは

まず、コミュニケーションや表現の幅が広がりました。
演劇という手法を用いることで、言葉だけではない、身体を使ったコミュニケーション方法に気づいたと思います。

また、お互いが意見を述べ合い、作品を創り上げていく。その過程で、お互いの意見をすり合わせる、価値観の異なる他者と協働する術を学ぶことで、コミュニケーション能力が向上したと思います。




■全員が物申す

創作過程では、全員が自発的に意見を述べます。
その際に徹底していることは、人の発言を馬鹿にしたり、笑ったりすることは許されないということ。その土壌づくりになっているのが、中1、2で行うプロジェクトアドベンチャー(PA)です。

PAとはグループに分かれ、お互いに身体を動かしながら人間関係を構築していくプログラム。簡単なものから難易度をあげて取り組みます。一つ一つの活動後、すぐに振り返りが行われ、良かったところを認め合い、もっとよくするために何ができるかを話し合う。その過程で、お互いの存在を認め信頼関係を築いていきます。

一度、しっかりと人間関係が構築できているわけです。そのため、創作過程での意見もしっかりと聞きますし、発表会の場も「他のヤツラの表現もしっかり見てやろう」という温かい雰囲気に包まれます。

また、学校生活を過ごすうちに、ある程度、キャラが固定されていく面もあるのですが、外部の講師を招くことで、今までとは違った自分を出すことができます。


中2でのPAの様子


中1でのPAの様子


■想定外の効果

「やるぞ!」となった時の迫力やお互いを鼓舞する力は素晴らしいものがあります。活動の中で普段とは違った表情を見せる生徒もいました。 いろいろな場があればあるほど自発的に輝いていきますね。

また、彼らは表現を工夫することに想像以上に貪欲でした。創作の過程で、他のグループの表現を見ると、いいものは取り入れて、より良いものにするために発表会ギリギリまで創りこんでいました。

そうやって楽しみながら表現活動を行ったことで、例えば先日の数学の授業では、数学史の説明を演劇の手法を取り入れて行う班が出てきたりしました。演劇を使ったのが良いのではなく、どうしたらより伝わるか。相手を意識するようになったことが素晴らしいのだと思います。表現の可能性をより追求するようになったと思います。


仲間の熱演に、観客の生徒も一体になる


発表会での鑑賞


■戯曲を創り演じる ---- 具体的な授業内容

●吉田小夏さんの授業:絵はがきから戯曲を創り演じる

生徒は出発前に受けた指示に従い、修学旅行先から自宅の保護者もしくは自分宛にはがきを送った。その後班ごとに、各自が持ち寄ったはがきをもとに筋書きを立て、戯曲を創った。
創作した戯曲は他の班と交換し、他班が創作した戯曲を発表会で上演した。


吉田小夏さん


絵はがきをもとに戯曲を創る






●多田淳之介さんの授業:1枚の写真から演劇を創作

出発前に修学旅行先で班員全員が写っている写真を1枚撮影してくるように指示。その写真の1分前から1分後までの物語を創作し、演じた。


多田淳之介さん



創作中


『車内居眠り殺人事件』


『岩の中から五重塔』


『山の神、ガケの下の神』


●柴幸男さんの授業:修学旅行で一番記憶に残っていることから演劇を創る

 一人ひとりが修学旅行の経験をもとに5秒間の作品を創り発表する。


柴幸男さん


『男だけでプリクラ』


①『深夜ホテルの廊下ででんぐり返し』


②「チーン」 エレベーターの到着音に驚く



『バスで居眠りの友だちにイタズラ』


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2013/07/10

トトロの森、自然環境の保全活動 実施レポート②

6月9日(日)、前半のメインイベントである田植えとあって、海城生9名に加え、一般ボランティア10名が参加。
また、北野の谷戸を産廃最終処分場計画から救った所沢市議会議員の脇晴代氏と同元議員の大石健一氏も来られ、冒頭ごあいさつをいただいた。
6月に入っても降雨がなく、田の脇の小川は流れが止まり、井戸も枯れる「活動開始以来、初めて」(関口教諭)という渇水状態で、田植えが出来るのか心配されたが、なんとか実施することができた。
ただし渇水のため、下の段の一面のみで、キヌヒカリとコシヒカリの田植えを行った。

まずは「代かき」。
全員田に入り、歩くことで土と水をこねる。その後レーキと足場用の板を使って、高低差をなくすとともに整地を行った。
生徒たちは、ボランティアの皆さんと一緒に一列に並び、泥まみれになりながらも時には談笑し、時には真剣な表情を浮かべ汗を流した。
また、この日から新入生も参加するようになり、上級生と共に活動した。「生き物が好きだから」と生物部へ入った1年生の一人は、「田植えはなかなかできない貴重な体験です。思っていたより大変でしたが、充実感もありました」と語り、今後の活動へも意欲を見せていた。

田植えの翌日から梅雨空が戻り、一安心。
来月からは、真夏の太陽のもと、地道な草取りならびに下草刈り作業が続く。


「代かき」その①全員で田を歩き土をこねる




「代かき」その②レーキで高低差を埋める




「代かき」その③足場用の板を綱で引き表面をならす




けっこう重いです




いよいよ田植え開始




元市議の大石氏も参加




中2生は昨年体験済みで余裕の表情




けっこう真っ直ぐ植えられた!と満足げ




所沢市議の脇氏




前回植えたさつまいもの状態も確認



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