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新着情報―湘南学園中学校・高等学校―

2014/10/17

オーストラリアの親友にまた会える! ノックスジャパンツアー

9月20日から10月2日、湘南学園にオーストラリア・メルボルン市のノックス校から交換留学生10名がやって来ました。


生徒の自宅にホームステイして、茶道や三味線、長唄、日本舞踊や柔道、剣道などの日本文化を体験するとともに、江ノ島やディズニーランド、鎌倉への遠足など盛りだくさんな2週間です。

湘南学園とノックス校は姉妹校として、夏休みに湘南学園の生徒がノックス校を訪れるオーストラリアセミナーと、ノックス校の生徒が湘南学園を訪れるノックスジャパンツアーを毎年行っています。

取材に訪れた日は、書道、将棋、英語、フレンドシップパーティーが行われました。

書道に挑戦! なかなかの力作です
書道の時間では、高1の湘南学園の生徒と一緒に文字を書き、和紙をパウチ加工して世界に一枚だけのオリジナル下敷きを作成しました。

“Wow, this is difficult…”と、初めて書道の筆に触れるノックス生たちは悪戦苦闘です。湘南学園生に見本を書いてもらい、墨だらけになりながらも好きなアニメのタイトルや動物の名前を完成させました。


「英語で話すのはすごく緊張しました」と湘南学園生。しかし「『何を書きたい?』と漠然とした質問だと相手も戸惑ってしまうので、好きな動物やキャラクター、季節を具体的に聞いて、文字にしました」としっかりコミュニケーション力が身に付いている様子です。

筆を使いこなし、自分の名前を英語やカタカタで書くだけでなく、当て字を作ってもらったノックス生も。「僕は誰かの手助けをするのが大好きなので、ぴったりだと思います」と満面の笑みで作品を見せてくれたのは「助手(ジョッシュ)」君です。

またオーストラリアは移民が多く、文化、人種、言語、宗教など多様性豊かな国です。今回来日したノックス生もヨーロッパ系や中華系などバックグラウンドはさまざま。書道体験中、湘南学園生が“How do you pronounce 湘南学園 in Chinese?”と尋ねると、中華系の生徒が“湘 is シィァン, 南 is ナン…”と即席中国語講座がスタートするなど、今回の交流で世界がどんどん広がっていく様子が見て取れました。



熱中! はさみ将棋
次は将棋部ではさみ将棋の体験です。
高1と中2の将棋部7名がアシスタントとして参加し、顧問を務める山田明彦校長自ら英語を駆使し、将棋の成り立ちやゲームの説明、礼に始まり礼に終わる日本特有の作法を説明しました。


山田校長


先攻・後攻は万国共通"Rock-paper-scissors"(じゃんけん)で


いざ、盤を挟んで一対一で向き合うと、なかなかノックス生と目を合わせられなかったり言葉を発せられない生徒もいましたが、そんな時はノックス生が“So, how do we play?”とフォロー。

彼らの積極性にひっぱられるように、湘南学園生も「this, ok, this, no」と駒を一つひとつ動かしルールを確認していきます。

初めはルールを飲み込めず、眉間にしわを寄せていたノックス生でしたが、実際にゲームを始めると少しずつ硬さも取れ、ゲームに没頭。なかには将棋部を負かすノックス生もいました。

言葉は通じずとも、盤の上でのコミュニケーションはとても活発。
控えめだった湘南学園生も最後には、“Do you like Shogi?”と相手の目を見て語りかけ、真剣な顔で将棋に向き合ったノックス生は“Yes, Yes!!”と笑顔で回答。

ひとつのことに取り組むことで、言葉を越えたコミュニケーションが実現した瞬間でした。


聞くだけで終わらせない。積極的なコミュニケーション
5限目は高2生を対象としたノックス生の自己紹介プレゼンテーションです。

美術に力を入れている生徒の作品がパワーポイントに映し出されると、「え? これが高校生の作品?」「すごーい」と湘南学園生から感嘆の声が上がります。また、好きな科目としてpsychologyが紹介されると、英語科の荒木先生が「psychologyってどういう教科かわかる人?」とすかさず湘南学園生に質問。

「ええと、心理学…?」生徒が答えると「そう、オーストラリアの学校では、心理学や演劇といった日本の高校では勉強できない科目を学ぶことができるんだよ。今回のメンバーのなかには、この夏、舞台俳優デビューした生徒もいるんだ」と、英単語や日本とオーストラリアの文化の違いを解説します。「へぇ、いいなぁ」という声がもれるなど、受身にプレゼンテーションを聞くだけでなく、英語を学びつつ現地の文化を肌で感じられる仕組みになっています。


この英語授業のシメは全員参加での英語版「なんでもバスケット」。
椅子を丸く並べ、円の真ん中に立った鬼の“Anyone who…”の後に続く質問にあてはまる生徒が別の席に移動するゲームです。

“Anyone who eat breakfast!”
“Anyone who are wearing skirts!”
“Anyone who like egg!”

質問が飛ぶたびに、湘南学園生もノックス生も歓声を上げながら椅子の円の中を走り回ります。


とっさに日本語で「ここ! ここ空いてるよ!」とノックス生に声をかける湘南学園生もいれば、“Here! Hurry!!”と逆も然り。最後“Anyone who are sitting down!”と、なんでもバスケット最終奥義で全員が移動。日本語・英語が飛び交うなかで、生徒同士が自然と通じ合う様子はとても不思議な光景でした。同じように手をたたき、笑い合う姿を見ていると、同世代のティーンエイジャーが心を通わせるのに必要なのは、言葉ではなく「楽しい!」という共通の体験なのだと感じます。

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ホストファミリーも参加
生徒が主役のフレンドシップパーティー
この日の最後の演目は、フレンドシップパーティー。夏休みのオーストラリアセミナーに参加した生徒やホストファミリーとしてノックス生を受け入れた在校生の家族、昨年のホストファミリーや海外研修参加希望の中学生など、たくさんの人が残りわずかとなったノックス生との交流を楽しみました。


パーティーに向けて準備中


披露するダンスの練習


いざ、パーティーのスタート!司会はオーストラリアセミナー参加の生徒が行った


ダンス部がエネルギッシュなダンスを披露


湘南学園生の歌にノックス生飛び入り!


きゃりーぱみゅぱみゅの曲に合わせたコミカルなダンス


オーストラリアの歌を大合唱


来年、セミナー参加希望の中学生が手品で会場を盛り上げた


湘南学園生・ノックス生の出し物に会場が沸くなか、一番の盛り上がりとなったのは両校の生徒が合同で演奏・合唱した「アナと雪の女王」主題歌Let It Goでした。


オーストラリアセミナー最終日にノックス生がバンド演奏をしてくれたことに感動した湘南学園生が、「今度は一緒に演奏したい」と今回のツアー参加者に提案。事前に楽譜を送り、それぞれ練習を重ねてきたとのことです。パーティー直前、一緒に譜面を見ながら音合わせをしたり、ギター・アンプの調整をしたりと共にひとつのものを作り上げる姿は、言葉や文化の壁など一切感じさせないほどに自然体でした。


オーストラリアに親友ができる
「自分が希望する世界へ何度でも」。それが湘南学園の海外セミナー
ノックスジャパンツアーの取材で一番印象に思ったのは継続的な交流の重要性です。今回のツアーやオーストラリアセミナーを通して友達になった生徒は、イベントの後もメールやSNSなどで連絡を取り合い、お互いの近況をリアルタイムで知るだけでなく、同校が提供する2週間・10週間・1年間の3コースでの交換留学制度で、何度でも海を越えて友人に会いに行けるチャンスがあります。

今年のツアーに参加したノックス生も10名のうち4名が去年のリピーター。夏休みのオーストラリアセミナーで湘南学園生と友達になった生徒もたくさんいました。

フレンドシップパーティーにも「娘から去年受け入れた生徒が今年も来ていると聞いたので会いに来ました。私を見つけるとすぐ駆け寄って来てくれて、とてもうれしかった。元気な顔が見られて良かったです」と笑顔で話す保護者の姿が。子どもを見守る家族ぐるみでの付き合いが国境を越えて実現しているのです。

テレビやインターネットでは、毎日のように国境や宗教、民族による対立が取り沙汰されている一方、世界はどんどんつながり、近い将来、日本国内の多様化も予想されています。そんなとき、偏見を持たずに多種多様なバックグラウンドを持つ同世代と友情を育んでいる湘南学園の生徒たちは、新しい価値観を受け入れ、対話を通して社会の行く末を模索できる力をもっています。6年間で培われる確かな人間力。新時代を支える若者に出会えた気がしました。


詳細は

湘南学園中学校・高等学校ウェブサイト でご確認いただけます。