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新着情報―立正大学付属立正中学校・高等学校―

2014/12/26

【部活人】弓道部「射を磨き精神と礼節を学ぶ」

武芸として始まり、有数の歴史を持つ弓道。
東京では部として積極的に活動している学校は多くありませんが、全国的には武道の中で最も競技人口が多く、ドイツを中心に欧米でも日本の武道として親しまれています。
今回は、都内でも盛んな活動を行っている立正中学校・高等学校へお邪魔しました。

中高合同で活動。部員数は約60名。男女比・中高比共にほぼ1:1
活動場所は弓道場。
活動日は基本的に水・日以外の週5日。年に数回、昇段試験や大会に出場する。

道場を訪れると、和やかな雰囲気の中、「こんにちは」「よろしくお願いします」と丁寧な挨拶に迎えられました。弓道衣を着た姿は背筋もまっすぐに伸び、リラックスした中にもしっかりと規律が伝わってきます。









練習風景を見学した後、高校2年生で部長の金子怜央君(高2)、中学2年生の園田陽菜さん、加藤巴奈さん、日野舞さんにお話を伺いました。


弓道部の日常


薪藁を使った射形練習


弓道部は他の運動部と比べると、普段どういった練習をしているのか少し馴染みが薄いかもしれません。立正弓道部では決まったメニューがあり、それらを日々続けていくことが練習の基本です。

具体的には主に以下の内容になります。

1 筋力トレーニング
2 ゴム弓を使っての射形の確認
3 巻藁(まきわら)に実際の弓を当てて形を整える
4 的前に立ち、射込み練習

上記の基本練習に加えて、4本の矢を射て、その的中(的に当たること。当たる位置は関係なく当たれば的中となる)を競う試合形式の練習も行います。


それでは部の雰囲気はどのようなものでしょうか。

金子君 普段は中2〜高2までが一緒に道場で引いています。弓道は武道なので礼儀作法が重んじられるのですが、部の雰囲気としては厳しく敬語を使うというほどではなく、フレンドリーなんだけどしっかりと先輩後輩の関係を保ちつつ、バランスよくやっています。

指導を行うのは上級生や弓道経験者の顧問の先生。また休日に外部の弓道場に行き、個人的に指導をもらったり自主練習を行う部員もいます。


弓の道へ入る理由

部員は入部時点ではほぼ全員が弓道未経験者、そもそも弓道部自体が中学校では珍しく、当初は選択肢になかったという生徒も少なくありません。

加藤さん 小学校のときはバトミントンとバスケットをやっていて、中学受験の時に立正に弓道部というのがあると知り、他の学校にはなくて珍しいなと思って、そのときに興味を持ちました。部活は楽しいです。先輩と仲良くなれたり、弓道に関することだけじゃなくて学校生活の中でも挨拶したり色々なことを教えてもらえるので。
園田さん チアを習っていたのでチア部に入ろうかと思ってたんですが、母から「弓道部は珍しいし、せっかくだから入ったら」と勧められて。憧れていたみたいです(笑)。でも結果的には楽しいのでよかったですね。
日野さん 小学生のとき家の近所に大学があって、文化祭でアーチェリーの体験があったんです。それをやって弓道を始めてみたいなと思い入部しました。弓道は年齢層関係なく幅広く色々な方が競技をしていて、それもあって目上の人を大切にするという意識が高いです。入部してからは当たらないと諦めたりすることがあったんですが、頑張れば良くなるということを学んで、それは弓道以外の面にも影響を与えています。
金子君 顧問の先生が中1のときの担任で、勧められて入部しました。入ってみるととても楽しい部活で、体力もつくし、一つの的に向かって射るということで集中力がつき、勉強にも役立つので、そうした経験を重ねた先輩方から刺激を受けられる点も魅力的でした。


左から部長の金子怜央君、園田陽菜さん、加藤巴奈さん、日野舞さん



勝負の世界で磨かれるもの

様々な理由で入部してきた部員たち。最初に習うのは『射法八節』※1という型です。

金子君 弓道では大方の型は決まっていて、最初はその型と名称を、ゴム弓などで練習して体に叩き込むところから始めます。早い人だとそこから的前に立つまで半年ほどです。

※1 射法八節とは射の基本動作を8つの節に分けたものをいい、始めから「足踏み(あしぶみ)」「胴造り(どうづくり)」「弓構え(ゆがまえ)」「打起し(うちおこし)」「引分け(ひきわけ)」「会(かい)」「離れ(はなれ)」「残心(ざんしん)」の一連の動作を、射の流れの中で行います。





こうした日々の練習の成果を発揮する大会は様々なものがあります。立正では高校生は関東大会予選、春季・秋季大会、都大会、インターハイ予選などに参加しています。中学生は都大会、個人選手権大会、また日本武道館で行う大会もあります。

園田さん、加藤さん、日野さんの3人はチームを組み、今年は都大会で入賞し、関東大会に進出しました。また日野さんは中1のとき、高校インターハイ東京都代表に向けての強化メンバーに選抜。様々な学校の顧問から指導を受け、今年の10月には昇段試験に合格し1級を取得しました。立正では他にも現在2人の生徒が強化メンバーに選ばれており、歴代の中学生の優勝経験も豊富です。


大会は個人戦と団体戦の2つがあり、団体戦は大会ごとの規定で3人立ち、5人立ちなどがあり、的への合計的中数で勝敗を競います。
3人立ちで射る順番はそれぞれ「大前」「中」「落ち」と呼ばれます。この射順は間違えると即失格となったり、選手によっては出る順番によって得意不得意もあり、当たる本数も違ってくるそうで、団体戦では重要な要素です。

日野さん 感覚的なものですけど、やはり後ろにいるメンバーが変わると、表現しづらいのですが違和感があります。また、私の場合は入場から退場まで人に見られているというのを意識して、当たらなくてもいいからきれいに引こうという思いを頭に巡らせて挑んでいます。

試合で射る矢は1人わずかに4本。それだけに一つ一つの射の精度を高めるため、心のあり方、礼儀作法、日々の努力を積み重ねることが大切になってきます。

金子君 いいイメージを持って射を出すということ意識すると、いつも通りの自分を出せて、結果的に的中するように思います。大事なのは弓道を学ぼうとする姿勢。ただ引くだけだと的当てゲームになってしまうと師範代の先生がおっしゃっていて、実際、弓道とはどんなものかを突き詰めて考えている人は上達も早いです。


インタビューを終え、改めて練習風景をのぞくと、一列に並び順に射る一連の所作が、まるで一つの表現のように意味を帯びて見えてきました。活動日も多く厳しい練習の中でも、多くの部員が続けていく魅力が、そこにあるように思いました。



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2012/11/9

馬込キャンパスプロジェクト

馬込新キャンパスが来年1月に完成します。新校舎建築の進捗状況レポートです。



2012年10月20日に撮影した上空写真です。 グランド工事が始まっているので、敷地の輪郭がはっきりしてきました。 また11月中旬より人口芝生の施工工事が始まる予定です。



次に体育館と武道場の状況をご紹介いたします。 体育館にはコートラインも引かれ、すぐにでも使用できそうです。 実際は工事途中なのでまだ使用できませんが・・・



武道場の床はひのき張りで、1つのフロアとしても、パーテーションで区切り2つのフロアとしても使用できる仕様となっています。



中庭テラスです。



ラウンジから見た中庭テラスです。螺旋階段を上がると教室のあるフロアになります。



芸術ゾーン。多目的ホールです。広々した開放的なホールになりそうです。

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