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新着情報―山手学院中学校・高等学校―

2015/4/22

【部活人】ねころ部は ×寝転ぶ ○社会貢献活動

山手学院のウェブサイト に躍る『ねころ部』の文字。


『ねころ部』って何なんでしょう?



総敷地面積60,000㎡を誇る同校。グラウンドも広いですが



池もあったりします。

だから、芝生に寝転びながら四季を感じるクラブ??
なんて、想像しながら、ねころ部を直撃しました!

ねころ部は…『寝転ぶ』に非ず!

今から15年以上前のこと。
自然豊かな山手学院には、40匹近い野良猫が住み着いていました。
この猫たちは、山手猫と呼ばれていました。
そこで、岡本ジュリー先生(ねころ部顧問)が猫たちの世話やTNR(Trap-Neuter-Return:捕獲し不妊手術を施して、元の場所に戻す)活動を開始。
すると、地域住民の協力を得られるようになり、2002年には地域住民と『山手ネコロジー』を結成。
本格的に活動に取り組むようになりました。
「この活動を見た生徒たちが『猫たちに何をしているんですか?』と興味を持ち始めました。
そして『私たちも一緒にやりたい』と。そこで、エサやりの手伝いから始めました」と岡本先生。



2003年には『ネコロジー同好会』を発足させ、山手猫の世話に加え、捨て猫の保護や里親探し、
募金活動、動物保護団体のお手伝いなどに取り組むように。
2005年には部に昇格。『山手ネコロジー部』略して『ねころ部』が誕生しました。


歴代の山手猫たち。


「こういう活動をしている学校ってあんまりないなと思って。ねころ部に入りたくて山手を志望しました!」 と佐々木杏樹さん(高1)。
現在、20名ほどの部員たちが週に2回、活動しています。


ゲンちゃん。 女の子が好きで、よく女子の体育の授業を見学していたそうです(笑)。



現在では、活動が功を奏し、山手猫はいなくなり、学校内は近所の猫がふらっと遊びに来るだけになりました。




ミサンガなどの手作り品を山手祭(文化祭)やオープンキャンパスで販売し、収益を動物保護団体に
寄付しています。
山手祭では、里親会も開催。
今年度の山手祭では、2匹の猫のお家が決まりました!

また、ポスターなどを制作し、捨て猫防止の啓蒙にもつなげています。
「友達にもいろいろと話をしています。それで、その友達が自分の周囲にも話をしてくれたり。
周りの人たちが動物愛護について関心を持ってくれるとうれしいです」と由井かすみさん(高1)。

「日本人は動物愛護について意識が低いと思う」と土佐美怜さん(高1)。
顧問の岡本先生はオーストラリアの出身で、海外の動物愛護の事情を話してくれます。
「ねころ部のような部活の存在も広めたいです。卒業生の先輩も大学でサークルを立ち上げたりしているので、私もがんばりたい」(土佐さん)




時に、動物保護団体で保護されている猫が、社会化のために部室に遊びに来ることもあります。また、月に1回ほど動物保護団体が実施する里親会の手伝いに行き、犬や猫と触れ合えることが一番の楽しみと話す生徒もいました。
取材をした日は、先般、見学に行った動物愛護センターの感想と今後の活動内容について話し合いをしていました。

部長の引本美奈さん(高3)は
「私たちの活動のゴールは、不幸な犬やネコなどの動物を一匹でも少なくすること。一人ひとりができることは些細なことかもしれない。でも、日常的に取り組むことで、その活動の一つひとつが犬やネコのためになると思います。殺処分の問題や動物愛護法の改正など大きな問題もたくさんありますが、私たちが今できることからやっていきたいです」と話していました。

『地球との共生』を考える

山手学院は、「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間」の育成を建学の精神として掲げています。
その一環として、ねころ部の活動だけでなく、『学年の時間』を利用して、中1、2を対象に『命を考える』をテーマに講義を行っています。
聴導犬を実際に連れてきてもらい、その活躍ぶりを知り、聴診器を生徒の心臓に当て心音を聞くことで
命を感じる。
五感を使った学びで、『地球との共生』を考えます。

山手学院中学校・高等学校ウェブサイト にて最新ニュースがご覧いただけます。