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新着情報―日出学園中学・高等学校―

2014/10/20

解のないテーマに向き合う『コミュニケーション・ディベート』

幸福とは?
正義とは?
友情とは?

みなさんは、このような答えのない問いと向き合い、他者と真剣に議論したことはありますか?
そんな場を設けているのがここ、日出学園です。




同校では、能見太一郎先生、佐久間究先生、髙市響子先生が中心となり、月に2~3回、放課後を利用して、希望者を対象に『コミュニケーション・ディベート』を開催。
“ディベート”と聞くと、賛成・反対の立場に分かれて議論を戦わせ、その説得力を競い合う競技ディベートを思い浮かべる人が多いと思いますが、「『コミュニケーション・ディベート』では、議論を重ねて戦わせるのではなく、積み上げていきたい。例えば、『死刑制度』をテーマに死刑を考えることを入口として、最終的には死について考えるような」と能見先生。先生も参加者の一員として、一緒に議論します。

参加している生徒に話を聞いてみると
「人と話すこと、他人の話を聞くことが大好き。自分と違う価値観を共有できるから。新鮮な意見、価値観に出会えるかもと思い、参加しました。実際に参加したら、すごく楽しい。みんな、いろんな考えを持って るから、『ああ、そういう考えもできるんだ』って、それを自分の中に取り入れて、自分自身をもっと高めていくことができます」(高1女子)

「話すことで、自分の固定概念が取り払われますね。他の人の視点はだいぶ参考になります。だいたい2週間 前にテーマが発表されるので、何日も考えて熟慮している人が多いんですけど、僕は逆で、ポイポイ言葉で出たものが自分の意見なんじゃないかと思って、前日とか当日に考えています。このディベートを経験した ことで、理論立てて物事を考えられるようになりましたし、文章力がついたと思います。それに、どんなことでも『なんで自分はそう思うんだろう?』と考えるようになりました。また、大学で社会学を学びたいと思うようになりました」(高3男子)

明治大学にて

9月某日には、明治大学駿河台キャンパスにて、明治大学付属中野八王子中学高等学校教諭であり、明治大学の講師も務めている白井利剛先生とその教え子である明治大学の学生や卒業生と『コミュニケーション・ディベート』を行いました。




この日のテーマは「大学で何を学ぶのか?」。高3の生徒のリクエストです。

論点は下記の3点です。

①大学に何の目的で入学を目指していますか(もしくは目指していましたか)?
②大学に入学後どのような「学び」に期待しますか(もしくは実際どのような「学び」が自分の中で身になりましたか)?
③そもそも何のために人は「学ぶ」のでしょうか?

まずは高校生から。

①について
・周りもみんな行くから、流れで。大学に行くのは当たり前のことだと思っている。
・なりたい職業、学びたいことがあるので、そのために進学する。
・就職するには心の準備ができていない。
・勉強があまり好きではないので、無理していかなくてもいいのかも。
・行きたくない。自分にはやりたいことがあるので、先延ばしをするのがいや。
・姉が大学に通っている姿を見て、憧れを抱いている。
・自分の親は大学に行きたくても行けなかったので、大学に通えることは幸せだと思う。
・ちゃんと就職するために必要だと思う。

②について
・探究型の授業を受けたい。
・自分の内面を成長させる場としたい。
・いろいろな人の意見を吸収したい。
・やりたいこと、興味のあることを見つけられる場としたい。
・自分と似た志を持つ人たちとがんばりたい。
・自分の就きたい職業について必要なものを得たい。




この高校生の言葉に対し、大学生、社会人からは

・大学に入って何を学ぶかは、その人次第。大学では手を抜こうと思えばいくらでも抜くことができる。自分で何を学びたいかを考えないと。

・明確な目標がないなら、働いてみるという選択肢もあり。働いてみて、大学に行きたくなったら、自分のお金で行く。自分の将来の選択を周りに流される必要はない。

・親には行きたくないなら大学に行く必要はないと言われた。2浪して入学した時には、やりたいことがやっとできると思った。入ってからどう行動するか、何がしたいか自分と向き合いながら考えることが大事。

・大学はいろんな人、先生、授業に出会う場であり、自分が進んでいく方向について確認する場。挫折しても大丈夫。戻るのか進むのかを自分で決めるために、悩んでもいい時期だと思う。

・自分に刺激を与えてくれるものがたくさんあるが、自分からという姿勢を持ち続けていないと。また、知識を得るだけでなく、物事を考える時間があった。

この後、お互いの意見に対して、質問が挙がったところで、時間切れ。
3時間半にわたるディベートでしたが、あっという間でした。

「自分は覚悟が足りていない」

終了後、生徒たちに感想を聞きました。

「すごくいろいろ聞いて、また消化しきれていないんですけど。一番思ったことは、何があっても勉強することは必要だから、絶対に大学に行って、自分のやれる範囲のことは全部やりたいし、本当に貪欲に勉強していきたいなと思いました。本当に自分まだまだだなと思いました」(高2女子)

「私はまだ大学に行きたいとか決まっていないんですけど、今日の話を聞いて、大学に対する意識の甘さをすごく感じました。就職についても、中途半端な気持ちはよくないかなと思いました」(高1女子)

「就職にしても大学に入るにしても、自分の覚悟が足りないなと感じました。僕は家族のことを考えて、安定した職業に就こうと思っているんですけど、本当にやりたいことは別にあるんです。それで、けっこう悩 んでたんですけど。今日、いろんな話を聞いて、一番に目指すことをまだ極めなくてもいいのかなと思いました、すごく」(高3男子)

社会人の方からはこんな声が。
「学生が思ったよりもいろんなことに関心を持って、いろいろ考えていて、ということにまず驚きました。私は、今、会社員として働いていますが、将来的には教員を目指しているので、こういう場に参加できて、 とてもよかったですし、また参加したいと思います。今日の経験を吸収して、自分の今後にもつなげていきたいと思います。すごく勉強になった日でした」

白井先生は
「高校生にとって、いつもいる仲間と違う人たちと接することは楽しい時間だと思います。だから、これは積み重ねることが重要ですね。こんなことをやったら大学に合格しますよというのではなくて、自分の中に やりたいという強いエネルギーの素になるようなものをつくることは大切だと思います」

佐久間先生は
「とにかくいい経験になったと思います。特に、高3がこの時期に不安になっていることなどを真剣に話せたことは意味があったと思います。大学生・社会人とのディベートは今回が初めての試みでしたので、もっと深く追求するようなテーマで2回目、3回目と続けていけたらいいと思います」と話していました。


議論が足りずに、終了後も輪ができます




今後の発展が楽しみです。

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2013/09/18

中1、中2が臨海学校に参加

中1は7月23日(火)~25日(木)、中2は7月26日(金)~29日(月)にかけて、岩井海岸(千葉県)にて臨海学校を実施しました。

水泳指導は卒業生からなる「瑞穂会」の方々。代々、後輩たちの指導にあたられており、この行事のために訓練も行っています。
泳法だけでなく、あいさつなどの礼儀作法もしっかりと指導。
日出学園の精神をしっかりと伝承していきます。

生徒たちは各々の泳力のレベルに合わせて練習を積み、中2では3日目に2.5kmを約2時間で泳ぐ遠泳を行いました。
遠泳の最中は、掛け声もかけず、おしゃべりもせず、集中あるのみ。
無事に泳ぎ切った生徒たちの表情には、やりきった達成感と自信がみなぎっていました。



遠泳を前に緊張の面持ち







白熱したビーチフラッグ大会

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