SCHOOL 教育の心をつなぐ Visual Magazine [スクール]

中学・高校受験生のためのスクールライフビジュアルWEBマガジン

このサイトは中高一貫の魅力を、オリジナル記事とビジュアルで
伝えるスクールマガジン「SCHOOL」のWEB版です。

SCHOOLへのご意見・ご要望・お問い合わせ 定期購読のお申込み

TOP  >  学校を探す  >  東京女学館中学校・高等学校  >  新着情報

新着情報―東京女学館中学校・高等学校―

2014/12/16

ありのままの自然で学ぶ ビオトープ委員会

東京女学館は広尾の閑静な住宅街に位置しながらも、緑に囲まれた自然豊かな環境にあります。
「この恵まれた自然環境を活かし、自然との共生や環境問題について考える場をつくりたいと考えました。そこで、1996年の校舎改築時にビオトープを設置。同時に『ビオトープ委員会』も発足させ、生徒たちが管理・運営にあたっています」と広報副室長の桑原明子先生。




現在、ビオトープ委員会には、中1から高3の希望者18名が在籍しています。「やはり生き物好きな生徒が多いようです」と同委員会顧問の田中秀和先生。
ちなみに同校では理系学部に進学する生徒が多いのですが、その一因として、こうした興味関心の芽を伸ばす場が設けられている点が挙げられるかもしれませんね。



11月初めに取材に訪れると、ビオトープ委員会のメンバーは記念祭の準備に追われていました。
その手を休めて、委員長、副委員長(高2)が活動内容などについて話をしてくれました。

「女学館のビオトープは池を中心としてつくられています。コンセプトは『あまり手を加えずに自然のままで』。元々ここに生息していたものを整備・保全しています。そのため、ブドウや柿、枇杷、夏みかんといった果樹も生えています。また、実験用の田んぼをつくり、古代米を栽培しています。

委員会の活動は月に2~3回。主な活動内容は、ビオトープの管理運営です。コンセプトに基づいて、生き物が住みやすいよう最低限の掃除をしたり、訪れた人に気に入ってもらえるような空間づくりを心がけています。

また、学内外にビオトープの存在を広める役割も担っています。オープンスクールや記念祭では、ネイチャーゲームを実施したり、押し花で栞をつくって配布したり。多くの方に女学館の自然を感じてもらいたいと思います。




池には、ミズカマキリや野生のメダカ、クチボソ、ヤゴなどがいます。それから、毎年カエルがどこからかやってきて、春になるとオタマジャクシでいっぱいになります。そういえば、生物科の先生が授業中に、2月の暖かい日に、ふとビオトープへ行ったら、池にたどり着けずに動けなくなっているカエルを発見したので送ってあげたという話をしていました。『先生、そんなことしてるんですか?』と大盛り上がりでした(笑)。そういったビオトープの様子を観察記録としてまとめています。一週間ごとの当番制で、お手本となるように上級生からスタートし、後輩たちに回していきます。

それから、みんなが楽しみにしているのがイベントです。
夏休みには高校生の希望者で尾瀬合宿を実施。湿原を歩いて、植物の写真を撮り、記念祭で展示発表します。

12月には生物部と合同で、ムササビの見学に高尾山へ出かけました。
専門の先生に案内していただいて、ムササビが巣から飛び立つ姿を見ることができました!めったにできない経験ですので、とてもうれしかったです。

3月には収穫祭を行います。何の収穫かというと夏みかんです!
夏みかんはけっこう高いところになるので、採るのが大変。棒でたたいたり、木に登ったり(笑)。そうして収穫した夏みかんで、タルトやパウンドケーキ、クッキーをつくります。委員会を卒業された高3の先輩方も交えて、自然の恵みに感謝します。

アットホームで楽しそうだなと思って入ったのですが、本当にアットホーム(笑)。そこに魅かれて、中1からずっと続けています。それに、ビオトープの空気が好き! すごく落ち着くんです」

最後に「入学したときに、せっかく女学館に入ったんだから、女学館ならではの学校生活を送りたいと思いました。ビオトープ委員会での活動が、楽しい学校生活を送ることができている一つの要因だと思います」と話していたことが印象的でした。





東京女学館中学校・高等学校ウェブサイト にて最新ニュースがご覧いただけます。