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新着情報―共立女子中学高等学校―

2014/10/21

【部活人】地理歴史部「ものづくりで自然を知る」

8月9・10日、東京ビッグサイトで全国高等学校鉄道模型コンテストが開催されました。全国各地から様々な学校の鉄道研究部が集まる中、共立女子中学高等学校からは地理歴史部が出展。約120校にも及ぶ出展校の中から優秀賞に選ばれました。


観覧者からも「どこか懐かしい感じがする」と好評だった作品
山梨県南アルプス市の棚田がモデルとなっており、同市の櫛形図書館で11月11日から2週間、図書館の好意で展示される予定です


鉄道中心ではない、斬新な観点からのリアリティが高く評価されたこの作品。どういった過程を経て作られたのか、また他校ではあまり見かけない地理歴史部の活動とは何か、お話を伺ってきました。

創部2009年
高校のみで活動。部員数は14名(2014年9月時点)。
活動場所は教室。主な活動は鉄道模型の制作(全国高等学校鉄道模型コンテストへの出展)。
活動日は基本的に火・木の週2日。年に数回、模型制作の取材や合宿などを行う。

今回の模型制作を中心になって進めた高校2年生の高橋萌部長と、顧問の池末和幸先生にお話を聞きました。

地理歴史部とは?

まずあまり聞き慣れない地理歴史部という部活動。その始まりは順風満帆なものではなかったそうです。
「元々は史学部と人文地理部という2つの部があり、人文地理部が部員数が足らず廃部にしようかという話になったんです。それを史学部と合わせて地理歴史部にしましょうと創部したのが5年ほど前です」(池末先生)
当初は部員数も少なかったそうですが、今年は高2が3名、高1が11名と増加。積極的にフィールドワークを行うなど多彩な活動を見せるようになりました。

活動の中心は毎年出展している鉄道模型コンテストの作品制作。また「とにかく行こうというのがこの部の一番の原則」(池末先生)と語るように、制作のための現地取材や、今年は群馬県の八ッ場ダムの工事現場を訪れ、水没が想定される地域を散策したり、農村部の家の造りを調査しました。他にも寺に参禅し座禅や写経を行うなど、現場に行き肌で感じる活動も盛んに行っています。





八ッ場ダムの工事現場


棚田のつくりかた

コンテストへの出展自体は4年目になりますが、現在の部員たちは、昨年ジオラマを作製した部員と入れ替わりの形で入部ました。過去の蓄積がない中、池末先生のアドバイスを受けながら、現在の高校2年生を中心に、まさしく手探りの状態で一から作り始めました。

「コンテストの半年前に場所の候補を決めようということになり、尾瀬や海外などの案も出たのですが、最終的に日本の原風景、美しい風景ということで棚田に決まりました。わたし自身、水面が夕焼けに反射している棚田がすごく好きで、中学生のときに地理の教科書の表紙に載っているのを見たりして、元々興味もありました」(高橋さん)


部長の高橋さん 中学時代は3年間美術部に所属しており
様々なアイデアが作品に散りばめられています。




棚田にはモデルとなった南アルプス市を含め、3回調査に訪れています


池末和幸先生 持っているのは棚田の土台の試作品


作品の特徴の一つが棚田の曲線。訪れた現地の地形が作品には丁寧に表現されていますが、最初はなかなか満足のいく形にはならなかったそうです。
「言葉では思い浮かぶんですが、実際に形にするとなると全然描けなくて」(高橋さん)

部員たちが悩んでいるとき、池末先生は答えを言わず、たまにヒントを出すだけにとどめたそうです。
「まず話を聞き、即答しないで考えて、OKなら自信を持ってやってくれと伝えます。逆にその方法はまずいかなと思っても、それじゃあ一度やってみようと試行錯誤してもらいました。これとこれをやってと指示を出しちゃったほうが簡単なのですが、彼女たちはアイデアを沢山持っていて、そこを活かしたかったので」(池末先生)

「どういう特徴があるのか考えていたら、棚田の曲線が関数の曲線に似ているんじゃないかと思ったんです。そうしたら地図の等高線も同じような形になっているのに気がついて」(高橋さん)

そこから棚田の特徴的な曲線を再現するために、様々な角度の写真を検討し、谷筋は狭く、尾根筋は広くといった、実際の等高線とほぼ同一になるように設計。またカーブラインには、実際に関数の曲線の考え方を取り入れるなど、こだわりを見せています。

また、作品には、現場を見なければわからない細部までが丁寧に表現されています。これは現地へ何度も訪れた経験が活かされていると池末先生は言います。
「抽象的ですが、現場に行くことで空気を感じることができます。たとえば農道の下に水路があって、生徒たちは靴を脱いでそこを歩くんです。『砂利が痛い!』など言いながら騒いで、肌で温度や痛さを感じる。そうしたものはネットではわからない経験です。だからどんなに情報を仕入れても、現場に行ったもの勝ちだよと、いつも言っています」(池末先生)


訪れた際、棚田の前で食事をした自分たちを登場させています



桃の木は現地同様ワイヤーで吊るし、収穫しやすいように手に届く高さに枝が伸びている様子を再現



『田植え』して作った水田


苗の長さ、水を張ったときの張力の様子を何度も実験を重ねて制作


そして部員たちが最も大変な作業と語ったのが水田の苗です。「妥協せずに作りました」と語るように、素材から試行錯誤を繰り返し、工程的にも最も時間をかけた作業となっています。
「最初はつけまつげを使ったのですが、ボリュームが足らず、また値段的にも大量に使うには不向きなのでやめて、他にも刷毛とか4~5種類ほど試した後、100円ショップで買える風呂用のブラシを選びました。これだと刺すことができ作業が簡単なのと、コストも安かったので。手順としては1cmほどに切って、ピンセットや手で刺していきました。2本ずつ束ねて一つ一つ植えていくんですが、それが難しくて」(高橋さん)

この『田植え』、分担作業をしても数日がかりの大作業だったそうで、コンテスト当日に部員の方にお話を伺った際も、「すごく疲れました」と正直な感想が出てきました。その一方で、後日改めて振り返ると、「慣れると意外と楽しかったです」「自分が意外と器用だとわかってわたしは好きでした」という声も。
「朝から夕方までずっと作業していると辛くなるときもありました。またわたしたちはコンテストの出場経験がないので、作品がどういった評価をされるのか不安もあって。でも池末先生が『これ絶対5位以内だよ』と言ってくれたので、それも頑張ることができた理由だと思います」(高橋さん)



右手に持っているのが苗の元となったブラシ、左手が試作品です


こうした労を惜しまない地道な作業に加え、ウェザリング(汚しをかけて質感を出す技法)など、表現の細部にまでこだわって作られています。設計段階から実作業まで、一つ一つを丁寧に積み重ねることで、リアリティだけでなく、その場の空気感や肌触りを感じさせる作品に仕上がっています。

作ることで自然を知る

制作にまつわる話を聞きながら、どうやって作品を生み出したのか理解した一方で、『なぜ地理歴史部がここまで情熱を注いでジオラマを作るのだろう』という疑問が湧いてきました。

「たとえば桃の木を作るとき、部員たちが『枝の付き方がわからない』と困って。じゃあ窓を開けて外を見たらと伝えると、『枝って横向いて生えてるんだ』と気付きはじめて。また現地に行ったときに桃に袋を付けたんですが、手の届く所に実がなっていた。それじゃあ他の木は? と。専門家になってほしいわけじゃなく、自然に対する思い入れをもってほしいんです。
現地に行き、ジオラマを作るときに改めて『あの幹ってどういう幹だっけ』『葉っぱはどのくらいの高さにあっただろう』ともう一度理解すると、自然への愛につながるのではないかと思います。たとえば今度その場所が開発でマンションが建つとなると、何を自然と共有させて暮らしていくか考えられるようになる。だから木1本作るのでも、苦労しながらでもやってね、とお願いします。すごく困った顔はされるんですが(笑)」(池末先生)

こうした思いを言葉ではなく、作業の中で部員たちは学んでいったようです。

「実は入部した当初、鉄道にも地理にも興味がなかったんです。でも池末先生が等高線の説明など色々と教えてくれて、現地に足を運び、作業を進めていく中で、地理にも歴史やドラマがあるんだということが分かって興味が湧きました」(高橋さん)
今年の作品を中心になって作っていった高校2年生は10月の共立祭で引退。これからは高校1年生が部の中心を担って活動していきます。

「高橋部長は誰よりも熱心で、毎日作品のことを考えていました。来年からは自分たちが中心となってジオラマを作っていくので、プレッシャーもあるのですが、先輩方に負けないように頑張っていきたいです」(高1・吉田さん)

作品と共に大きく成長していく彼女たち。来年は一体どんな作品を見せてくれるのか。もしかしたら、更に新しいことにもチャレンジをしているのかもしれません。
ものづくりで自然を、土地の歴史を学んでいく。地理歴史部だからできることは、まだまだ可能性にあふれているように思いました。


1年生部員たち 今年の共立祭(文化祭)で出展した個人製作を手に



共立女子中学高等学校ウェブサイト にて最新ニュースがご覧いただけます。

2014/8/20

【部活人】能楽部「伝統芸能を受け継ぐ一員として」

日本が誇る伝統芸能『能楽』。
この能楽が部活動として存在する中学校・高校は日本全国を見渡しても希少です。
その一つである共立女子中学高等学校へお邪魔しました。

創部1999年。
中高合同で活動。部員数は12名(2014年7月時点)。
活動場所は礼法の授業を行う畳の教室。練習着は制服。
活動日は基本的に月・水・木の週3日。月に1、2回ほど観世流の坂井音雅先生より指導を受ける。

「こちらへどうぞ」と座布団を勧めてくれたのは、高校2年生の小野寺眞子部長、西田菜摘さん、堀文香さん。最高学年として部を引っ張る3人にお話を聞きました。

先輩の能に魅了され、能楽部へ

西田(以下、敬称略):『能』を初めて観たのは、新入生歓迎会のとき。演目は『羽衣』でした。
その前に、先輩2人が中1の教室へ回って来て、ウケ狙いのおもしろい部紹介をしていたんです。その後、歓迎会の舞台を見て驚きました。「あ、あの時の先輩だ! 」って。同じ人とは思えないほど緊迫感のある雰囲気で、こんなに印象が変わるんだ、すごいなと思いました。
小野寺:衣装もキレイだし、謡っている声も迫力があるし、舞も美しくて感動しました。
堀:それに、能楽部がある学校は少ないですし、能ができる機会なんて滅多にないので、やってみようかと。

中1のころ

入部すると扇、足袋、着物、袴といった道具一式を揃え、謡の練習に入りました。最初の演目は『加茂』。
能楽には謡本といって、能で謡われる言葉(詞章)と節付を記した本があり、それを見て謡の稽古を行うのですが、書体が…。




小野寺:先輩が謡ってくれて、それをメモしました。内容は、解説書を読んだり、顧問の先生や先輩方に教えていただきました。
西田:最初の方は本当に覚えられなくて、家でも練習していましたね。母には『お母さんも覚えちゃいそう』と言われました(笑)。とにかく、謡や所作を覚えることでいっぱいいっぱいでした。

8月初旬には、慶應義塾大学観世会の『慶應観世会能』への招待出演で初舞台を迎えました。

西田:リハーサルの時に扇を出すタイミングを間違えてしまったので、本番は間違えないようにとすごく心配したんですけど、きちんとできたので達成感がありました。
堀:それに、夏休みに入ってからは毎日、部活動があったので、ようやく夏休みが来たと思いました(笑)。




10月には、共立祭で共立講堂に立ち、3月には、他校との合同発表会で舞い手として初舞台を踏みました。

西田:それまでは無我夢中でしたが、舞うようになったら、能がとても楽しくなりました。
小野寺:中1の1年間で謡は10番ほど覚えました。後半から古典の授業が始まると、能の内容がよりわかるようになりましたし、謡いながら、「あ! 過去の『けり』だ! 」とか、文法も気になるようになりました(笑)。

「牛若丸が好きなんです! 」

中1から高2の1学期までに謡では約20番、舞い手としては約10番の演目に取り組みました。

小野寺:改めて振り返ると、そんなに多くやったのかと思います。そんな感じはしないんですけどね。
堀:一番好きなのは、『鞍馬天狗』。牛若丸と天狗の話なんですけど、私は牛若丸が好きなので、好きな人を演じられるのがうれしくて!
小野寺:私は『加茂』。自分の中でうまくできたと自信がある舞です。
西田:私は『杜若(かきつばた)』。ずっと男舞がかっこいいと思っていたのですが、初めて挑戦した女舞が、この『杜若』です。先生に褒められたり、女舞もキレイに舞うとこんなきれいなんだと思い、それから、女舞も好きになりました。




小野寺:理想としては、主人公の気持ちになって舞うことだと思うんですけど、なかなか。実際の舞台では、ここは間違えやすいところだから気をつけなきゃとか、足拍子(足で舞台の床を踏むこと)を外さないようにとか考えながら舞っていることも多いです。

女子高生が感じる能の魅力 能楽部の魅力

小野寺:下級生に教えているときに「伝わっているんだな」と感じます。代々伝えていく伝統芸能の一員として自分もいるんだと思ったときには、すごいことだなと実感しました。
西田:それに、昔の人が演じてきたものを、今の人が見て感動するところもすごいなと思います。




小野寺:もともと恥ずかしがりやで、大きな声を出したり、人の前に立ったりすることが苦手でした。でも、能楽で舞うのは一人か二人。大舞台で一人で立つというのを経験できたのはよかったです。
堀:着物や袴も自分で着られるようになりました。
西田:いろんな人に「何部なの?」と聞かれて「能楽部」と答えると、まず驚かれる(笑)。なにより、少人数でアットホームな感じが魅力だと思います。実は、高校に入学した時に、他の部活も経験したくてやめようかなと考えたこともあり、一度抜けてみたんです。そこで感じたのは、能楽部には強い団結力があり、戻りたくなっちゃうようなファミリー感があるということ。それで戻りました(笑)。

西田:高3の新入生歓迎会で引退。舞台に立つ機会は少なくなったので、その一つひとつを大切にして、舞っていきたいです。
小野寺:後輩たちに伝えることは伝えていったりとか、やり残したことがないようにしたいです。

インタビューを終えて、「ありがとうございました」と一礼する彼女たちの所作がなんと美しいこと! 共立生は礼法の授業で鍛えられているので、立ち振る舞いが美しいのですが、その中でも際立っていると思いました。
そして、立ち上がろうとすると…。足が痺れて動けない…。一方、すくっと立ち上がる彼女たち。「でも、中1のころは足が痺れて、よく転んでましたよ! 」。

共立女子中学高等学校ウェブサイト にて最新ニュースがご覧いただけます。

2014/7/28

受験勉強も教養講座も --夏季講座

学校は夏休みに入りましたが、共立生は勉強に部活動にアツい夏を送っています。
7月22日(火)から26日(土)には、恒例の夏季講座(前期)が開かれました。

中学生対象の講座は英数国の基礎から発展のレベル別講座に加え、ペットボトルロケットの作成やブタの眼球の解剖に取り組む理科実験も開講されました。

高校生になると、よりいっそう多様な講座が用意されます。
「受験勉強だけでなく、共立女子大学にもご協力いただきながら、知的好奇心が刺激されるようなものや教養を深める講座も揃えています。そういった講座の人気が高いのも本校の特徴と言えますし、そんな生徒たちを誇りに思います」と児島博之教頭。ちなみに講座名は、担当の先生が考え、テキストも先生方が作ったオリジナルテキストを使用しています。

いくつか講座をご紹介します。

『浴衣の着付けと着物のマナー』講座




「浴衣を着られるようになったら、カッコいいなと思い、受講しました。実際にやってみると、むずかしい! 帯と格闘するんですよ。だから、着るのにけっこう体力を使いました」
「やっぱり日本人だから、伝統的な民族衣装は着られるようになれたらいいなと思って取りました。ちょっとしたところで、だらしがなく見えちゃうので、もっとキレイに着られるように練習します」と生徒たち。




隅田川花火大会に浴衣を着て行くんだ!とうれしそうに話していた生徒もいました。
この後、着物を着た時のマナーや着崩れたときの直し方も教わり、ファッションショーが開催されました。




「カワイイー」
「見返って!見返って!うなじがいいねー」(一同爆笑)。
周囲から声援を浴びながら、一人ずつ前に出て、着付けに挑戦した感想を述べました。

『楽しいフランス語』



同校では、高2、3になると通常授業のカリキュラムで、自由選択科目として、フランス語の受講が履修できますが、今回の講座は共立女子大学の先生による出前授業で、高校1年生の受講も可能。受講者の半分が高校1年生です。
語学以外にも文化なども学び、フランスに対する見識を深めました。

『これから始める基礎デッサン』





「将来は、美術系の学校に行きたくて受講しました」と生徒。





『江戸の怪談を読む ~古典文法の基礎~ 』



「文法の授業は無味乾燥になりがちなので、せめて読むものは生徒の大好きな怪談にしました(笑)。お化けものから人間の恐ろしさまでさまざまな怖い話を用意しています」と担当の金井圭太郎先生。

『女性と健康』


この日のテーマは“出産”


共立女子大学看護学部の先生による講義。
開講決定時期が遅かったため、少人数による受講となりましたが、スライドを見ながら活発なディスカッションが展開され、少人数の良さが存分に発揮された講義となりました。

『決める!物理 個別入試問題演習』





演習問題に取り組んだ後は、双方向型授業のスタイルで友達と答え合わせと教え合い。「あ、そっか」と納得する姿が見られました。

校内にいた生徒たちに話を聞くと
「志望校に合わせて『高1最難関大学対策講座(数学)』を取りました」
「『Let's 現代文女子(レッツ コクジョ)』を受講しました。現代文の成績が真ん中くらいなので、もうちょっと伸ばして得意分野にしたいと思って」
「『英文読解の訓練』を。長文読解が弱いので克服できたらと思っています」と。
各々が自分の学びを設計しているようです。

夏休み後半にも同様に夏季講座が開催されます。

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2013/10/24

完全燃焼!共立祭

10月19日(土)から20日(日)にかけて、共立祭が開催されました。
悪天候にも関わらず、会場内は多くの来校者で大賑わいでした。
「Welcome to our Kyoritsu party!」をテーマに、共立生のパワーとおもてなしの心が輝いた二日間となりました。


高校ダンス部。 高3生のラストステージとなりました




高校音楽部。都大会で金賞受賞、全国大会に出場します




高校バトン部。 昨年度全国大会銀賞受賞作品も披露




高校吹奏楽部。映像を用いて聴いて楽しい、見て楽しいステージ




高校太極拳部はアクロバティックで迫力ある演武。観客席から声援が飛んでいました




遠州流茶道部は自ら着付けた着物でお点前を披露




中学科学研究部科学班は液体チッソを使った実験。実際に体験したい小学生が大行列を作りました




高校写真部は自分たちで撮影した写真を590枚展示




踊る山ガールは高校山岳部




中高共立祭運営委員会のみなさん。スタンプラリーの景品の定規を手に



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2013/10/11

美術を通じて、自分の中の自分に出会う

時代を超えて「輝き、翔ばたく女性」を育むという教育目標を掲げ、豊かな情操を身につけることに力を入れている共立女子中学高等学校では、美術や音楽といった芸術科目も重視している。
実際にどのような授業が展開されているのか、美術科の上田祥晴先生にお話を聞いた。

■ 画法を学ぶことで苦手を払拭

中1では、頭がい骨をモチーフにして、まず影から描いていくグリザイユ法という画法を教えます。「ええーっ。頭がい骨?!」と生徒は驚きますが、人物画の基礎となる部分です。奥行きを持った写実的な描き方をするのは中1の最初ではむずかしいですが、物の見方であるとか形の捉え方というのを教えてあげれば、みんな描けるようになる。中学入学の時点で、美術に対して、苦手意識を持っている子はけっこういます。小学校であまり教えられてきてないんですよ。だから、できなかった子でもちゃんとした考え方で学べばできるようになるんだ、とまず考えを変えてもらいます。





■ 時代に合わせた表現方法で

次に、古典的な画法に相対する方法としてパソコンを用います。
写真のコラージュで空想画を制作します。ようするに絵を描く力を全く必要としません。生徒たちが撮影した動物や自分の写真を、グラフィックソフトを用いて加工して組み合わせます。シュールレアリズム(=超現実主義)の画家たちが始めたようなやり方です。頭の中で素晴らしいものが浮かんだとしても、実際に絵にするのはむずかしいですよね。そこで、とにかく描く力を使わないで、発想を最大限に活かす方法ということで、このコラージュも長く取り組んでいます。

このコラージュは、空想の動物を創るのがテーマなんですが、生徒の作品からヒントを得たものです。7、8年前に、ある生徒が「空想画」というテーマに取り組んだときに、すごくおもしろい合成動物の作品を創ったんですね。それが大きな反響があったので、次の年から合成動物をテーマに取り入れています。







■ 親子の会話を生み出す

中2では、パソコンで「洋楽」のCDジャケットを制作します。今の生徒たちは洋楽ってあまり聞かないんですよ。ですから、春休み中にお父さん、お母さんが若かったころに流行った曲などを聞かせてもらって、好きな曲を見つけてくるよう課題を出します。このように親子の会話を増やすことは今後も取り入れていきたいと思います。
パソコンに対しても苦手意識がある子はいます。でも、基本は鉛筆を握るのと同じ感覚でマウスを持つ、誰でもできるんだと感じるようになります。正統派の方法を教えた上で、どんどん使っていって、自分がやりやすい方法を見つけていくように指導しています。

■ 自分の心の中を見る

中2では、「想定自画像」にも取り組みます。これは、けっこうヘビーな課題です。想定部分で自分の心の中の景色を見つけていって、それと自分の姿を合わせるというやり方で、長く取り組んでいます。

どのような方法で、心の中の景色を見つけるか?シュールレアリズムなんですよ、基本は。シュールレアリズムの画家たちが、無意識の世界のイメージをどうやって絵にするか?いろいろな実験をしています。例えば、木目模様をみているうちに、「何かが見える」「魚がみえた」。じゃあ、魚を起こしてみよう。とはいえ、ここに魚がいるわけじゃないですから、魚を見つけているのは自分の心。つまり、自分の心の中を見つけているのと同じだということです。

それと同じように、真っ白なボードに、最初にいろんな絵具を飛ばしたり、流したりしてつけさせて、ぐちゃぐちゃの模様を作らせます。何がなんだかわけがわからなくなった時点で、「ここに何が見えるか見立ててみよう」と見えてきたものを書き起こさせます、だーっと。そこで出てきたイメージが背景に残っていることが多いです。後は進むに従って、別のイメージが出てきたりします。

できあがった自分の世界の上に、主人公として自分を載せるんだったら、どんな姿でどの位置に描くかを考えさせます。自分の姿はあくまでも観察図で写実的にいきます。人間に光が当たったらどういう風に見える、影の部分はどうなる、と手順を追って描き上げます。

■「中学2年生」

最初に暗い絵具で下地作りをするので、どうしても暗い絵が多くなります。物理的に仕方のないところです。それに、中2くらいでは、自分を見つめた時にあんまり明るいイメージが出てこないのが普通でしょうね。中2というのは、こういうテーマに取り組むのにちょうどいいと思います。世界との付き合いとか自分の世界が広がりつつあるなかで、自分の立ち位置をどう決めよう、と模索している状態。そういった時期に冷静に自分を見られる子は問題ないです。何か心に問題を抱えている子は鏡を見ることも多分できない…。自分と向き合えない状態というのは一番心配ですね。幸い、ここの所、そういう子は見られません。みんないい自画像を描いています。





■ 美術史の授業で教養を身につける

中3では、オリジナルテキストを用いて美術史の授業を行います。ルネサンスから現代までの流れを、作者と作品を挙げながら説明していきます。

その後、そのテキストの中から自分の好きな画家を選んで、好きな絵を模写します。その作家の生い立ちなど背景を勉強して、技術的なところも学んでいきます。どういう絵具を使っているとかどういう手順で絵を描いているといったことも研究しながら、下塗りからやっていきます。絵具の盛り上がりまで全部再現するようにしており、中学生にしては精度の高い模写になっています。







■ 日本の美術教育とは一線を画す共立の美術

共立の美術の特色は?と言えば、「全部教えます」ということです。描き方、見方から本当に細かい道具の使い方まで教えます。だから、誰でもできます。日本の美術教育では、「好きにやりなさい」「自由に描きなさい」という教えない教育が主流だと思います。しかし、自由にやる方法を知らないですから。だから基本の描き方、きちんとした学術的な物の見方、それを知っていれば、あとはそこから自由にいろんなことができます。画一的な指導で基本路線を学ばせつつ、そこから発想を広げさせます。

それから、こだわりが一つ。作品には「画家としてのサインを入れなさい」と指導しています。完成作の証として、サインを入れる。作者として、自分の創った世界に責任を持つということですね。







■ 高校では選択授業

高1では、油絵の具で自画像を描きます。バロック風のしっかりとした重々しい自画像に取り組みます。それから、漫画表現。パソコンを用いて「主人公は共立の先生」というテーマで仕上げます。ほとんど実話なんでしょうけど、おもしろいですよ。共立祭のときに美術室で展示します。高校生になってくるとみんなマウスが巧みになってきますね。


「そして輝く…」




「先生質問があります」



■ 3年連続芸大建築科へ進学

高2では、建築デザインに取り組みます。昨年はパソコンで理想の自宅と幼稚園のデザインをやりました。この課題を始めてから、芸大建築科に3年連続して入っています。これをきっかけに興味を持つ生徒もいるんだと思います。

■ 抽象画で自分の内面を表現する

高2の後半は抽象画です。学校で取り組むのはなかなか難しいので、やっているところは少ないと思います。抽象的な表現をしろと言われても、どうしたらいいか戸惑いますよね。「どうやったら誰にでもできる抽象画になるか」。美術科の教員で長い時間考えました。

まず、パソコンで下書きを作ります。春夏秋冬という4枚のイメージを書かせます。それから、喜怒哀楽という4つの感情を書く。その8枚の絵を重ね合わせて一つのものにし、いらないところを省いて必要なところを強調して、できたイメージをプリントします。それが下書きになります。 そして、その下書きを絵具で再現していく。形がだんだんできてきて、絵具が重なってくると、目に見えるものからの刺激は強いですから、下書き関係なしにどんどん展開していけるようになります。

そこまでして、なぜ抽象画にチャレンジするか。これまで、ずっと具象できています。具象って自分の姿を見つめ続けるような課題が多いので、けっこうしんどいんですね。なので、今度は自分の姿形を見るというわけではなく…。と言っても、結局これは自分なんです。自分の外見じゃなくて内面を出すことで自分を表現してみようということです。

高3の最後に制作する「理想的他者の肖像」も同じです。ずっと自画像できて、最後に「理想の人物像を描いてみよう」。実は、これは自分がこうありたいという理想の姿なんです。

これで無事に卒業です。


抽象画


抽象画




「理想的他者の肖像」




「理想的他者の肖像」



■ 生徒に学んでほしいこと

美しい人生を送るための感性を磨いてほしいですね。そのために、美術の授業があるわけですから。校内のいたるところに、近代美術館に飾られているくらいのレベルの画家を中心に、本物の絵画が飾られています。美術館に行かなくても、いつも作品に出会えるって、すばらしい環境だと思います。

共立の生徒たちは、昔から本当に素直。いい状態のときも悪い状態のときも素直に自分を出す子が多いです。また、教わる姿勢ができているので、教えることが本当におもしろいです。


上田祥晴先生



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2013/10/08

食堂リニューアル!本物に触れながら食事を

9月に食堂がリニューアルしました。

壁一面に『ジオジオのかんむり』『かばくん』で知られる絵本作家の故中谷千代子氏の原画が。
本物に触れることで豊かな情操を育む共立女子ならではの空間となりました。

食堂は17時10分までオープン。
放課後にラーメンやスイーツを食べながら友人と談笑している生徒や、一緒に勉強している生徒たちの姿が見られます。













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2013/10/07

10月19、20日の共立祭に向けて

現在、共立女子中学高等学校では10月19日(土)、20日(日)に行われる共立祭(文化祭)の準備で学校が活気付いています。

今年のテーマは「Welcome to our Kyoritsu party!」。
共立では中学、高校それぞれに実行委員会を設け、別々に企画・運営を実施。
中学3年生、高校2年生がしっかりとリーダーシップを取りながら、生徒一人ひとりが自分の力を発揮しています。

実行委員長、副委員長に今年の見どころなどについて、話を聞きました。

■中学副実行委員長:中嶋さん(中3)
「1年間で一番メインの行事なので、準備は大変だけど、成功したらうれしいです。見どころは、小さい子でも楽しめる展示です。
私は小学6年生の時に、共立祭に来て、先輩の優しさにふれて、この学校を第一志望に決めました。
受験生のみなさんにも同じように先輩の優しさを感じてもらえればと思います」

■高校実行委員長:藤田さん(高2)
「共立祭は私たちにとって、終わった後に涙が出るくらいの一大イベント。私たちもとても楽しみにしています。昨年、来てくれた人にも、今年も楽しんでもらえるよう頑張っていますので、来てくれたらうれしいです。中高合同企画の小学生向けスタンプラリーでは、かわいい景品ができあがりました。楽しみにしてください」

各部活動もラストスパートです。

食物研究部は、中学では、クッキー、パウンドケーキ2種、チョコレートケーキを作成、中学エリア2Fの3-1の教室で販売します。クッキーを作るのに卵を400個!使用したとか。
「販売のほかに、日本の調味料についての展示もありますので、ぜひ見てください」(中3 三好さん、岡本さん)

高校では栗大福と萩の月ならぬ共立の月、パウンドケーキ、クッキーを作り、食堂エリア2Fの3-6の教室で販売します。現在、材料の計量を進めています。3~4日前からひたすら作る、オーブン稼働しっぱなし!とのこと。
「手作りならではの味を味わっていただきたいと思います。多くの方に『おいしいね』とよろこんでいただけるように頑張ります」(高2 小林さん、村上さん)


食物研究部中高部長・副部長のみなさん



科学研究部では、来場者が体験できる実験を行います。
中学では、いろいろな形のシャボン玉をつくったり、電池の代わりにフルーツを使って発電したり。
「小さい子から大人の方までいろんな人たちが楽しめる実験を用意しています。見た人にすごいと言ってもらえると『がんばろう!』と意欲がわきます」(中3 小野田さん)
ちなみに部員数が年々増えて、現在は60名を超えているそう。
理科好きな人や理科が好きじゃなくても実験が好きな人が入部。
実験を重ねていくうちに、理科が好きになって成績が上がったり、なんて部員もいるそうです。

高校では、紫キャベツからメスシリンダーに虹をつくる実験、ブドウ糖を使って銀を作りスライドガラスで鏡をつくる実験を行います。
「鏡はお土産に持って帰ってもらいますので楽しみにしてください。虹は、試してみたらとてもきれいにできました。期待してください」(高2 川本さん)


シャボン玉の実験を練習







紫キャベツの実験




色が変わった!



演劇部は高校が19日(土)に1回、20日(日)に2回上演。演目は「灰色のマフラー」。オリジナル作品です。
「主人公が内的破壊と外的破壊をおこします。重いテーマですが、楽しんでください」(高2 松坂さん)

中学は残念ながら非公開。こちらもオリジナル作品「Only one」を演じます。
「家族の愛情の物語。脚本、演出、音響。すべて自分たちで考えています」(中3 武笠さん)


中学演劇部は衣装をつけて練習中






【平成25年度 共立祭】
•10月19日(土)12:00~16:00
•10月20日(日)9:00~16:00

※中高エリアはチケット制ですが、受験生とその保護者の方は受付でご記名いただければ、入場できます。

共立女子中学高等学校ウェブサイト にて最新ニュースがご覧いただけます。

2012/12/28

高校『SSP実験講座』

日本科学技術振興機構のSSP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)に本校高校の理科実験計画が採択され、12月15日(土)に生命科学実験講座が開催されました。これは生徒自身のDNAから、陸上競技を行う上で、遺伝的にパワー・スプリント系に向いているのか持久系に向いているのかを調べるというものです。東邦大学理学部の佐藤浩之准教授をお招きし、 高校2年生の希望者を対象にして行われました。大学から最新の実験機材を持ってきていただき、最先端の実験技術を目の当たりにする機会となりました。







共立女子中学高等学校ウェブサイト にて最新ニュースがご覧いただけます。

2012/10/16

高校生-海外研修旅行

7月27日(金)から8月13日(月)まで、高校生(希望者)の海外研修旅行が行われました。
この海外研修旅行は今年度で50回目を迎えます。
今回はカナダ(2年生18名・1年生6名)とニュージーランド(2年生20名・1年生2名)で実施しました。

カナダは、西海岸バンクーバー郊外のギブソンズという小さな町でホームステイをしました。 夏休みなので現地の学校に生徒は登校していませんでしたが、午前は教室で授業を受け、 午後には各種アクティビティ(自然散策、クッキング、シニアセンター訪問など)を毎日実施しました。 英語を使わざるを得ない環境の中、必死にコミュニケーションを図ろうとする姿が印象的でした。 また、地元のパレードにも浴衣で参加し、見事一等賞に選ばれ地元の紙の一面にも載りました。


浴衣で記念撮影




英語で授業を受けました




自然散策




クッキング



ニュージーランドは、南島にあるクライストチャーチでホームステイをしました。 市街地からバスで10分程の所にある、セントマーガレットカレッジという女子校で授業を受けました。 学期中であったことから、現地の生徒と同じ授業に参加し、積極的にコミュニケーションをとっている姿が目立ちました。 また乗馬や南極センター訪問、オークランド観光といったアクティビティも楽しむことができました。













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2011/12/23

弦楽合奏部定期演奏会

12月23日に弦楽合奏部定期演奏会が開かれました。
写真は管弦楽演奏の様子です。